昨年に引き続き今年のゴールデンウィークも、出かける予定はキャンセルして、在宅となってしまったけれど、いつもなら出来ない事が出来るという視点でみると、良い時間になりそうな気配がしてくる。
まず、いつも目の片隅でチラチラ気になっていた本棚の大掃除。いつか読むだろうと買い貯めた小説は、纏めてリサイクルへ。
本は新書が出ると、取り敢えず買って安心するタイプ。でも、ここ何年も「いつか」は、訪れませんでした。きっとこの先も…
ついでに書類の整理をしていたら、バインダーの間から、娘たちが小さな時に描いたメモの切れ端が出てきて、思わずしゃがみ込んでその時の様子を思い起こす。
紙を千切った物、レストランのナプキン、レシートの裏に書かれた、やっと覚えたての平仮名。味わい深い絵、そして 母の日にくれた お手伝い券は、勿体無くて使えなかった。
片付けをするとハマるこのパターン。
何にも予定がないのもたまにはいいもんだな。思いがけない宝物発掘に心がほっこりしてしまう。
思いは遠く20年から30年も前の話
仕事と家事に育児と、子育て中は寝る間も惜しんで働いた。自分の時間が欲しいと思っても美容院に行くのも至難の業。夜泣きが続いて、辛くて悲しくてどうしようも無く、真夜中に泣いている子を抱っこして、気分転換にと、外を歩いていたら、パトロール中のお巡りさんに声をかけられたり、寝不足のあまり、電車のなかで立ったまま寝てしまい、けがをしたり…
その時その時は無我夢中だった。
保育士をしていたので、子育てのベテランというラベルを貼られ、誰にも頼れなかった。いや頼らないと決めていたのは自分。
結局空回りで自分を責めてばかり。
本当はもっとゆとりのある日常を過ごしたい。子ども達といろんな事を共感したい。毎日ワクワクする様な事がしたい
そんな事ばかり考えでいた。でも、読まずに積まれた本と同じで、直ぐに行動に起こさなければ何も起こらない。せっかく買った本も読まずに本棚を占領し、やりたいと思った事も夢のまた夢。こうなったらいいなぁ。と、思うだけではは決してならないし、いつかは訪れない。
わかってはいるのだけど、現実無理だと勝手に思い込んでいた。
そう、去年のゴールデンウィークのころまでは。
還暦間近で、将来に対しでの不安もある。でも、それよりも、何か、とんでもない事をやり残している感じがして、自己啓発の本を読みあさっていた。
自分が何か目標を決めて学ぼうとしている時には、不思議とそれについての情報がとびこんでくる。
そんな中、今まで見たことも触れたこともない、ましていつもならスルーしているだろうと思うようなジャンルの物に目が止まった結果、私の探していた物はこれだという、セミナーと出会い、第二の人生の目標が明確になった。今はとにかく毎日の学びが楽しくて、今まで以上に人が好きになり、やっと自分は自分でいいんだ。人と比べて落ち込む事もしなくていいんだという許可が出せた。
やりたくでも、やってこなかった事。大きな夢。小さな夢。100個! 全てノートに書き出して、出来るものからやって行く。
たったこれだけなのに実に楽しい。
高級なホテルでリモートワークしたい→直ぐ予約!と、こんな具合。
先々の事を心配して不安を抱えで日々過ごすより、毎日楽しく過ごすことに気持ちを切り替えると、なんだか不思議!何とかなるものです。
楽しく過ごしていると、さらに楽しくなる様な事が周りに沢山現れてくるので、常にアンテナ張り巡らせて、そのチャンスを捕まえるだけ。
いろんな本を読み、人生の先輩の話を聞く。その道の成功者のセミナーにいく。
間違えたり、失敗して道を逸れたとしても、また、元の道に戻ればいいだけ。
真っ直ぐ一直線に行くのもいいけど、道草をくいながら、周りの景色を眺めて、季節の変わりめを肌で感じながら、のんびり行く旅も素敵。
心の中の要らない悩みは吐き出して捨てないと新しいものが入るスペースはないんだって。私の尊敬する方から言われた一言。
60年も生きていると、いろんな物を抱え込んで、それが当たり前になってしまっているけど、この際ごそっと捨てよう!
空いた隙間に何をいれようかな?
考えるだけで、ワクワクしちゃう。